総合治療へのアプローチ
山田歯科医院では、治療に際して方針を立てて取り組んでいきたいと考えております。
- 【部分治療】痛い・取れたなど都合の悪いその部分だけを治療し様子を見ていく方法
- 【総合治療】お口(口腔)を一体と考え、全体の調和・長期安定を考え総合的に考えて行く方法
悪くなってしまった部分だけを治すというのは、結果を後追いしているだけに過ぎません。
悪くなる原因を取り除いてやらないと、病気の根本的な解決にはなりません。
治療は大きく4つの部門に分けて考えていきます。
- 歯自体の治療
- 歯肉の治療
- 噛み合わせの治療
- 歯がない部分の治療
- これから先悪くならないお口の中の環境作り
治療の流れ
応急処置
痛み・腫れ・食べれないなど日常生活に差し支えないようにとりあえずします。

資料作成・検査
デンタルドック
- レントゲン検査(CT・パノラマ)
- 歯型検査
- 歯周検査
- お口の状態の写真
- リスク管理検査
オプション:唾液検査、齲蝕・歯周病細菌検査
今のお口の状態をよく知り病気の現状と原因を検査します。


カウンセリング(治療計画)
お口全体の調和と長期安定を考えて行きます。
ガイドラインに基づいたクリニカルパスを作成し、ご自身の生活環境を拝聴します。
内容、期間費用などわからないところは、しっかり聞いて下さい。
ご納得のうえスタートしたいと思います。

基礎治療
- 歯の治療
- 歯肉の治療
- 噛み合わせの治療
- 歯がない部分の治療
- 予防・管理プログラム(ホームケア)


再評価
基礎治療終了後最終的な補綴物を入れる前にもう一度、歯・歯肉・噛み合わせを確認し、最終的な人工物の種類・費用・内容をご説明します。歯・歯肉・噛み合わせの条件・システム・材質からご一緒に検討します。

最終補綴物
お口全体の設計の元で、ご自身のお身体を構築してまいります。

メンテナンス・管理
予防・管理プログラムに基づいた
・ご白身でやっていただく管理(ホームケア・セルフケア)
・歯科医院で定期的にする管理(プロフェッショナルケア)
総合治療には次の点の注意があります。
- 基本的には 歯は1本でも多く残す努力をしてまいりますが、全体を一体として考えたとき予後不良となる歯は全体のために取っておいた方(抜歯)がいいことがあります。
- 歯そのものが悪くなくても 位置、形、噛み合わせ、装置のために 歯を処置する場合があります。
- 治療期間中歯が抜けた状態にはしません。仮歯が入ります。ただ仮歯ですので取れたり、壊れたり、みばえが少し悪かったりすることがあります。
- 一部でも治療に妥協が入ると、後で全体のトラブルとなります。そのためステップ・ステップを確実にします。当然 時間、日数がかかります。個人差もありますが、週1、2回ペースで6カ月~1年間かかります。
- 治療だけでは終わりません。治療後しっかりした管理が必要です。この期間にご自身のお口の管理、方法、考え方もしっかり学んでいただき、定期的チェックで病気の再発を防ぎます。
- 治療は保険の範囲内でできます。しかし、保険は方法、設計、材料が決められていますので、その他の方法が有効であればご説明致します。
ご一緒に考えていただき、選択していただきます。 - 途中で止めてしまうと、かえってしなかった方がよかったということも起こります。
ご自身の“頑張ろう”“きっちり根本的に最後までやってみよう”という強い意志が必要です。
尚 病気、転勤などスケジュール的に無理な場合は、早い目にお申し出下さい。最良の部分の治療をご説明致します。 - 修復治療は、
1.歯・歯肉・噛み合わせをいい条件にする
2.いいシステムを使う
3.いい材質を使う
と順番に下から重ねていくもので、いくらお金をかけ、3.だけしても満足のいけるものになるわけではありません。