医療法人社団 山田歯科医院 Yamada Dental Clinic神戸市西区の歯科口腔外科
山田歯科医院

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医療連携

慢性炎症と全身の病気

歯周炎や根尖病巣などの慢性炎症は、局所の感染症として発症し、慢性の経過をたどる炎症性疾患です。
あなたが、左図のような中等度の歯周炎(歯周ポケット5∼6mm)を全部の歯(28本)に有している場合、生体が細菌と接している面積(歯周ポケットの赤い部分)は右図のように、手のひら大(72㎠)に相当します。
しかも体の他臓器に類をみないほど多量でかつ多種類の細菌が生息している36℃(体温)のお湯の中に、これほど腫れあがった手を5年も10年も浸け続けている事と同じ事なのです。

慢性炎症と全身の病気 慢性炎症と全身の病気
病巣感染

身体のどこかに限局した慢性炎症があり、それ自体はほとんど無症状か、わずかな症状を呈するに過ぎないが、遠隔の諸臓器に反応性の器質的および機能的に起こす病像

痛みが無いからといって、こんなことが口の中で起きているなんて、体にとっていいわけないですよね。

実際にこんな慢性炎症を持ち続けていると、常に血管の中に最近や炎症性サイトカインが存在し続けることになります。
その一部のサイトカインは肝臓に入り、血中にCRP(C反応性タンパク)を産生します。

肝臓
炎症性サイトカイン
IL-1の生物活性

T細胞のサイトカイン誘導

プロスタグランジン産生誘導
発熱誘導→炎症誘導

骨吸収誘導

IL-6の生物活性

B細胞の抗体産生誘導

プロスタグランジン産生誘導
発熱誘導→炎症誘導

骨吸収誘導

TNF-αの生物活性

抗腫瘍活性

プロスタグランジン産生誘導
発熱誘導→炎症誘導

骨吸収誘導

慢性炎症の脅威

最新の研究により、長期間体内でくすぶり続ける「慢性炎症」は、メタボリックシンドローム、がん、自己免疫疾患といった様々な疾患に共通する基盤病態となっていることがわかってきました。
慢性炎症は自覚症状がないまま進行し、疾患の重症化をきたすことから、「サイレントキラー」と呼ばれております。
そして現在、60歳以上の死因の70%以上が慢性炎症を起因とする病気といわれています。

慢性炎症の脅威